はじめに
休み時間になった瞬間、
「プリント印刷しなきゃ」
「丸付けも終わってない」
「あ、連絡帳も見なきゃ…」
気づけば休み時間終了。
それなのに放課後、
机の上にはまだ仕事が山積み。
若手の頃の私も、
「こんなに動いてるのに、なんで仕事が終わらないの?」
と何度も思っていました。
でも必要だったのは、
もっと速く仕事をすることではなく、
「いつ・何をするか」を決めること
でした。
今回は、仕事をためないために意識したい
5つの習慣を紹介します。

1.朝一番に「今日絶対やる3つ」を決める
出勤したら、
メールを開く。
机の上のプリントを見る。
昨日残した仕事を始める。
途中で、
「あ、あれもやらなきゃ」
と思い出す。
これを繰り返していると、
忙しかったのに、大事な仕事が終わっていない
ということが起こります。
そこで、朝一番に決めるのが、
「今日絶対に終わらせる3つ」
例えば、
- 明日の算数の準備
- 保護者への電話
- 提出期限が今日の書類
これだけ。
仕事が10個あったとしても、
全部を同じ優先順位で考えません。
まず、
「今日終わっていないと困るものは何?」
と考えます。
やることを増やすのではなく、
今日やることを絞る。
これだけでも、
仕事に追われる感覚が変わります。

2.「5分で終わる仕事」はためない
学校には、
地味だけど後回しにするとたまる仕事が
たくさんあります。
例えば、
- プリントを配る
- 短い連絡をする
- 提出物を所定の場所に出す
- 簡単な入力をする
- 印刷をする
一つひとつは小さくても、
5個、10個とたまると
放課後の時間を奪っていきます。
だから、
短時間で終わる仕事は、できるタイミングで処理する。
私はこれを意識しています。
ただし、
何でもその場でやるわけではありません。
授業準備の途中で、
「あ、これ出してなかった」
と思い出して別の仕事を始めると、
逆に効率が落ちます。
だから、
「今やっている仕事を止めてまでやる必要があるか?」
も考える。
小さな仕事をためないことと、
仕事をコロコロ切り替えないこと。
この2つをセットで意識します。

3.休み時間を「全部仕事」にしない
若手の頃は、
休み時間=仕事を進めるチャンス
だと思っていました。
プリントを印刷して、
丸付けして、
連絡帳を見て、
次の授業を準備して…。
でも、それを毎日続けていると、
休み時間なのに
全然気持ちが休まりません。
そしてもう一つ、
もったいないことがあります。
それは、
子どもと関われる時間が減ること。
毎日一緒に遊ばなくてもいいんです。
週に1回でも、
一緒に外へ行く。
教室で話を聞く。
子どもが遊んでいる様子を見る。
そんな時間から、
「この子、こんなことが好きなんだ」
「最近この2人、よく一緒にいるな」
と、授業中だけでは分からない姿が見えてきます。
その小さな積み重ねが、
子どもとの距離を縮めてくれます。
だから、
休み時間を全部仕事で埋めない。
これも、私が大切にしたい仕事術の一つです。

4.空き時間にやる仕事を「あらかじめ」決めておく
空き時間ができてから、
「さて、何やろう?」
と考えていませんか?
これ、意外と時間を使います。
パソコンを開いて、メールを見る。
職員室で話しかけられる。
別の仕事を思い出す。
気づいたら空き時間終了。
だから私は、
空き時間ができる前に、やる仕事を決めておく
ことをおすすめします。
例えば、
15分なら
→ 丸付け、印刷、提出物確認
30分なら
→ 翌日の授業準備
まとまった時間なら
→ 学級通信、校務分掌、週案など
というように、
時間の長さに合わせて
仕事を分けておきます。
すると、
空き時間になった瞬間、
「何しよう?」ではなく「これをやろう」
と動けます。
小さな違いですが、
毎日の積み重ねでは大きな差になります。

5.放課後は「明日の自分を助ける仕事」からやる
放課後。
やることが多すぎると、
何から手をつければいいのか
分からなくなります。
そんなとき、私が基準にしているのが、
「明日の朝、これが終わっていなかったら困る?」
例えば、
明日使うプリント。
授業で必要な教材。
保護者への連絡。
子どもへの対応で共有が必要なこと。
これらは優先します。
一方で、
今週中でいい仕事。
まだ締切に余裕がある仕事。
完成度を上げるためだけに
時間を使っている仕事。
これらは後に回せることがあります。
全部終わらせてから帰る必要はありません。
「今日はここまで」と区切ることも、
仕事を続けていくためには大切です。

仕事を詰め込むほど、早く帰れるわけではなかった
若手の頃の私は、
空いている時間があれば、
とにかく仕事を入れていました。
休み時間も仕事。
放課後も仕事。
家に帰ってからも、
「あれやってない…」
と学校のことを考える。
でも、
時間いっぱい働くことと、
仕事が整理されていることは違います。
大切だったのは、
仕事量を無理やり詰め込むことではなく、
「今、何をする時間なのか」を自分で決めること。
それができるようになると、
「全部やらなきゃ」
という焦りが少しずつ減っていきます。

まとめ|仕事がたまらない5つの習慣
仕事が終わらないとき、
「もっと頑張らなきゃ」
と思う必要はありません。
まずは、仕事の進め方を見直してみてください。
① 朝、「今日絶対やる3つ」を決める
② 5分で終わる仕事をためない
③ 休み時間を全部仕事にしない
④ 空き時間にやることを事前に決める
⑤ 放課後は「明日の自分を助ける仕事」から始める
5つ全部を、
明日からやる必要はありません。
まずは一つ。
例えば明日の朝、
「今日絶対終わらせる3つは何?」
と決めてみてください。
仕事の優先順位が見えるだけでも、
「あれもやらなきゃ」
「これも終わってない」
と頭の中で仕事が渋滞する時間を減らせます。
そして生まれた時間を、
子どもと話す時間にしてもいい。
少し休む時間にしてもいい。
早く帰るために使ってもいい。
仕事術の目的は、
空いた時間にもっと仕事を入れることではありません。
先生自身に少し余裕ができて、
目の前の子どもと向き合えること。
私は、そのために仕事を効率化することが大切だと考えています。

やってみよう
5つの中から、
「明日からこれをやってみよう!」
と思ったものを1つ決めてみてください。
例えば、
「朝一番に、今日絶対やる3つを決めます!」
「休み時間を全部仕事に使わず、子どもと話す時間をつくります!」
「放課後は、明日必要な仕事から始めます!」

決めたら、
公式LINEでアウトプットしてみてください!
「読んで終わり」ではなく、
1つ決める → 実際にやってみる
ここまでできると、
少しずつ自分に合った仕事の進め方が
見つかっていきます。
すきま時間でできるので、
「私はこれをやってみます!」
と一言だけでも大丈夫です。
ぜひ、あなたが明日からやってみることを
聞かせてください!
小さな実践を積み重ねて、
仕事に追われる毎日から、
少しずつ「ゆとり」のある毎日に変えていきましょう。
きき

