「子どもになめられたくない!」本当に必要なのは厳しさではなかった

学級経営

はじめに

「若い先生は、最初が肝心だよ。」

「最初に優しくすると、

子どもになめられるよ。」

若手の頃、

こんな言葉を聞くたびに、

私は、

「厳しい先生にならなきゃ」

と思っていました。

授業中にしゃべっていたら注意する。

廊下を走ったら注意する。

忘れ物をしたら注意する。

少しでも気になることがあれば、

「ここで言わないと、

なめられるかもしれない。」

そう思っていました。

でも、

厳しくしているはずなのに、

子どもたちは

だんだん私の注意を 聞かなくなっていったんです。

「厳しくすれば、なめられない」と思っていた

当時の私は、

子どもに厳しく接すれば、

「この先生なら大丈夫。」

と思われる気がしていました。

だから、

少しのおしゃべりでも、

「静かにしなさい。」

廊下を走ったら、

「走らない!」

ふざけていたら、

「今は何をする時間?」

と注意する。

注意することが、

先生としての厳しさ。

そして、

厳しくすることが、

子どもになめられないために必要なこと。

そう思っていたんです。

でも、厳しくしても変わらなかった

ところが、

注意を増やしても、

子どもたちの姿は

思うように変わりませんでした。

「静かにして。」

と言っても、

少しするとまた話し始める。

「廊下は歩こう。」

と言っても、

また走る。

私もだんだん、

注意する回数が

増えていきました。

そして、

余裕がない日は、

いつもなら流せることまで

強く注意してしまう。

反対に、

忙しい日は、

昨日注意したことを

見逃してしまう。

昨日は怒った。

今日は怒らない。

この子には言った。

でも、

あの子には言わなかった。

注意はしているのに、

私の対応はバラバラでした。

必要だったのは「厳しさ」ではなかった

そこで私は、

自分の関わり方を

振り返るようになりました。

そして気づいたんです。

必要だったのは、

「もっと厳しくすること」では

ありませんでした。

大切だったのは、

「一貫性をもって関わること」

だったんです。

例えば、

昨日は、

「授業中は人が話しているときは

話さないよ。」

と注意した。

それなら、

今日も同じように伝える。

自分の機嫌がいい日も、

疲れている日も、

相手が誰であっても、

大切にすることは変えない。

子どもにとって必要なのは、

「怖い先生」ではなく、

「この先生は、ここを大切にするんだ。」

と分かる先生だったんです。

「怒る」より「同じように伝える」

そこから私は、

「もっと厳しくしなきゃ。」

と考えるのをやめました。

代わりに意識したのが、

同じことには、 同じように伝えること。

例えば、

人が話しているときに

友達としゃべっていたら、

その日の気分で怒るのではなく、

「人が話しているときは、聞こうね。」

と伝える。

友達を傷つける言葉が出たら、

誰が言ったとしても、

「人を傷つける言葉は言わないよ。」

と止める。

逆に、

自分が少し気になっただけのことまで、

何でも注意することはやめました。

何を大切にするのかを決めて、

そこだけはブレずに伝える。

これを意識するようになりました。

私が意識した3つのこと

一貫性をもって関わるために、

私が意識したことは3つあります。

① 大切にすることを決める

何でも注意するのではなく、

まず、

「自分は何を大切にしたいのか」

を考えました。

例えば、

・人を傷つけない

・安全を守る

・人の話を大切にする

などです。

基準があることで、

そのときの感情だけで

注意することが減っていきました。

② 相手によって変えない

よく注意する子には言う。

普段しっかりしている子なら流す。

これでは、

子どもから見たときに、

「なんで自分だけ?」

となってしまいます。

だから、

「誰がしたか」ではなく、

「何をしたか」を見る。

同じことが起きたら、

相手が誰であっても、

同じ基準で伝えることを

意識しました。

③ 感情の強さを基準にしない

イライラしている日は強く言う。

余裕がある日は流す。

これも、

子どもからすると

基準が分かりません。

だから、

「私が腹を立てたか」ではなく、

「大切にしていることに反しているか」

で考える。

そうすると、

大声で怒らなくても、

必要なことを

落ち着いて伝えられるようになりました。

「怖い先生」にならなくてもよかった

一貫性を意識するようになってから、

私自身の迷いも

少しずつ減っていきました。

「これ、怒った方がいいかな?」

「ここで言わないと

なめられるかな?」

と、毎回考えなくてよくなったからです。

そして、

子どもたちにも、

少しずつ、

「先生はここを大切にしている」

ということが

伝わるようになりました。

注意するときも、

以前のように、

強い言葉で押さえつけようとする必要が

なくなっていきました。

なめられない先生になるために、

怖い先生になる必要はなかったんです。

厳しさより大切なのは「ブレないこと」

もし今、

「もっと厳しくした方がいいのかな。」

「優しくしていたらなめられるかな。」

と悩んでいるなら、

一度、

「厳しくする」から離れてみてください。

大切なのは、

怖い顔をすることでも、

大きな声で注意することでも、

何でも厳しく指導することでもありません。

自分が大切にすると決めたことを、

相手や気分によって変えずに伝えること。

厳しい先生ではなく、

ブレない先生になる。

それだけでも、

子どもとの関係は

少しずつ変わっていきます。

やってみよう!

まずは、

あなたがクラスで

「これだけは大切にしたい」

と思うことを

3つ書き出してみてください。

例えば、

「人を傷つけない」

「安全を守る」

「人の話を大切にする」

シンプルなもので大丈夫です。

そして明日から、

その3つについては、

誰に対しても、 同じ基準で伝える。

まずは、そこから始めてみてください。

「私は○○を大切にします!」

「明日から、

注意する基準を意識してみます!」

ぜひ公式LINEのトーク画面から

アウトプットしてみてください!

「なめられないために厳しくする」から、

「信頼されるためにブレずに関わる」へ。

明日から一つずつ、

変えてみてください。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!

きき

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